私たちについて

〜子どもたちの「未来」と「今」を支える場所として〜
はじめまして。INTERNATIONAL KID'S SCHOOL(インターナショナルキッズスクール)学長の〇〇でございます。
当園のWebサイトをご覧いただき、心より感謝申し上げます。
このご挨拶文を通じて、私たちがなぜこの「普天間」の地にインターナショナルスクールを設立し、そして何を目指し、どんな未来を描こうとしているのか──その想いを、少しだけお伝えさせてください。
■ 沖縄に「英語教育」を
私たちは今、沖縄の地で本当に必要とされている教育とは何かを、日々真剣に考えています。
観光立県としての国際性、米軍基地に象徴される多国籍な文化、そしてグローバル化の波──その全てを身近に感じながら、沖縄の子どもたちは、全国でも屈指の「異文化交差点」の中で育っています。
しかし現実には、沖縄にはまだ「本物のインターナショナルスクール」と呼べる存在が圧倒的に不足しています。
保育年齢から英語や国際的な価値観に触れられる環境は、ごく限られたご家庭しか享受できておらず、「グローバル人材を育てる」という言葉が、ただの理想論で終わってしまう状況も多く見受けられます。
私たちは、そうした沖縄の「教育格差」や「グローバル格差」に、真正面から向き合いたいと考えています。
大都市のようなインターナショナルスクールに通えなくとも、普天間にいながら世界水準の教育に触れることはできる。
そう信じて、この学校を立ち上げました。
■ 子どもの「可能性」を、信じ抜く教育を
このスクールの理念はとてもシンプルです。
「子どもたちの持つ無限の可能性を信じ抜く」こと。
私たちは、0歳児からの保育の中で、ただ英語を教えるのではありません。
言語はあくまで「ツール」であり、その背景にある「自己肯定感」「創造力」「好奇心」といった、人間としての根っこを育てることが、何よりも大切だと考えています。
特に、沖縄という豊かな自然、やさしい文化、大家族的なコミュニティの中で育つ子どもたちは、他のどこよりも「人と関わる力」「感性を伸ばす力」に恵まれています。
この環境こそが、子どもたちの「生きる力」を育む最大の教材だと、私たちは確信しています。
そして、子ども一人ひとりの個性やリズムを大切にしながら、「世界とつながる力」を持つ未来の市民を、ここ普天間から育てていきたい──
それが私たちのミッションです。
■ なぜ「普天間」なのか──この地のポテンシャル
なぜ、私たちがこの「普天間」の地を選んだのか。
それには大きな理由があります。
宜野湾市普天間──この地域は、米軍普天間基地の存在で全国的にも注目されることが多い地域です。
しかし、それは「ネガティブなイメージ」で語られることがほとんどではないでしょうか。
私たちはむしろ、ここ普天間の持つ「大きな可能性」に光を当てたいと考えています。
この地域には、異なる文化、価値観、背景を持つ人たちが共存しています。
世界の縮図のようなこの地域こそ、「多様性」や「共生」の教育を実践するにふさわしい場所なのです。
また、地域に根ざした商店、家族経営の飲食店、地元を愛する人々──そうした「温かな人のつながり」が今も色濃く残るこの地域だからこそ、「教育の力」で街を変え、「子どもたちの力」で未来を照らすことができると、私たちは信じています。
普天間の未来は、決して「基地の街」にとどまりません。
ここを「教育の街」へと進化させる挑戦は、私たち大人の責任であり、夢でもあるのです。
■ インターナショナル×地域=「地球市民」への第一歩
私たちの保育方針には、いくつかの柱があります。
それは「愛すること」「笑うこと」「共に生きること」を大切にすること。
そして、「英語」や「国際教育」も、それらを実現する手段のひとつです。
子どもたちは、言語や国籍に関係なく、お互いの違いを自然に受け入れる力を持っています。
大人が教えずとも、肌の色や文化を超えて手を取り合う──それが子どもたちです。
私たち大人の役目は、その純粋な心を守り育て、国境を超えて「ともに生きる力」を備えた「地球市民」へと導くことだと考えています。
普天間というローカルな地域で、インターナショナルというグローバルな教育を行う。
そこには矛盾どころか、むしろ「地球規模で考え、地域で動く」教育の原点があると、私たちは信じています。
■ 保護者の皆さまへ──共に育てる「パートナー」として
このスクールに通ってくださるすべての保護者の皆さまに、お願いしたいことがあります。
それは、「教育は学校だけで完結するものではない」ということです。
家庭での言葉がけ、親の姿勢、兄弟や祖父母との関係──
そのすべてが、子どもたちの人格形成に深く関わっています。
ですから私たちは、「保護者との共育(ともに育てる)」を大切にしています。
送り迎えの会話、連絡帳でのやり取り、日々の変化の共有……
そのひとつひとつが、子どもたちの成長にとってかけがえのない「学びの場」となります。
どうか、子どもたちの"いま"に寄り添い、"未来"を信じて、私たちと共に歩んでください。
この普天間という温かな土地で、子どもたちの未来を共に築いていきましょう。
■ 最後に──「ここから、世界へ」
INTERNATIONAL KID'S SCHOOLは、単なる保育施設ではありません。
ここは、「世界へ羽ばたく第一歩」を踏み出す場所です。
「英語が話せる子」ではなく、「世界とつながれる心を持った子」を育てたい。
それが、私たちの願いです。
私たちの子どもたちは、これからの時代を生き抜くリーダーです。
戦争も、差別も、環境問題も、世代を超えて続く課題に対して、真摯に向き合える人間を育てる──
その出発点が、このスクールであってほしいと心から願っています。
どうか皆さまの温かなご支援とご理解を、よろしくお願い申し上げます。
そして、未来を担う子どもたちの笑顔と可能性に、ぜひご期待ください。
今日という一歩が、世界につながる一歩になりますように。
INTERNATIONAL KID'S SCHOOL